| GIJIE 2003年12月号(11月10日発売)に掲載 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| LAKE TROLLERS FISHING REPORTS | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 出たゾ!モンスター!! 100cmレイクトラウト! 今期最終日の夕マズメ!! レイクの神様が降臨だ!!! by 塩谷大物釣師 ![]() 100cm Lake Trout in Lake Tyuzenji Angler Mr.Atsushi Shioya |
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(HP速報・第一声) (2003シーズン最終日)
(in the morning)
「ピコピコ」・…携帯メールがなった。送信元はバンクーバーのTed松田氏、横浜のMouse奥氏からだ。「釣れてますか?」の問いに、「今のところ全くアタリありません」の空しい回答が、万丈の山を越えITに乗って街へ飛んでいく…。 「さーて、これからどう攻めっか?」、と思案していると、「ピーヒョロリ」…と着メロが鳴った。今度はルイジアナのVick岸氏からの国際電話だ。コッチは呑気に中禅寺湖で釣りをしている最中だが、アメリカは午後の仕事バリバリ中である。元来「仕事好き」なVickとの話題は、もっぱら為替相場・物流動向で、肝心の釣話は最後のオマケ程度である。毎度のことながらこの間は釣りに集中できずエライ迷惑を被る訳だが、単独釣行におけるしばしの清涼剤・格好の気分転換でもあり、いつものとおり数分間の電話ミーティングをエンジョイした後、中途半端な沖合いの釣りから13番岬に引き返し、狙いをレイクトラウトに徹底し、国道沿いでトロールを再開した。 強い西風に背中を押されながら13番〜だるま石〜12番〜大崎と、有望ポイントを流していると、風はさらに強まりウネリの波長がダイナミックとなり、湖を反時計周りにいく対抗船は、船首からまともに波を受けバッタンバタンと「兄弟船」状態だ。釣行の都度、荒天に遭遇するコピーライター・嵐を呼ぶ渡辺氏(ハンドメ「嵐ミノー」の作者)の爽やかな笑顔が、思わず目に浮かんだ。追い風操船に留意し、国道沿いカケアガリの水深20-30m付近を丹念にトロールしたが、ここでもヒットがないまま大尻に着いた。ここはこの春「幻の大魚(たぶんレイクのメーターオーバー??)」を大綱引きの末バラしたポイントである、がこの日は全くアタリがない。午前11時、通常ならばこのまま昼休み休憩に入るパターンであるが、今回は泣いても笑っても最終釣行だ。波もやや納まってきたので、ダラけた心身に気合と渇!を入れ、そのままフランス沖から本つがまで半居眠り状態でトロールを続けたが、結局「アタリなし」のまま徒労の午前が終焉し、12時過ぎ、レーク岡甚桟橋に戻った。 (Lunch Break)
(in the afternoon) (夕マズメの勝負!はフランス沖)
レッドコア120yd、水深25m、狙ったポイントに向けGPSを参考にルートを定める。ポイントを通過した、「ピピッ…」ブーメランのような魚影が魚探に反応した。風向きと湖流、船とポイントの関係を頭に叩き込み、時速2km/h台で船を進める。遥か130m後方の「SLV120姫」が「カクレ根」に差し掛かった頃を見計らい、爛熟の操船テクでミノーを落し込んだ…。奇蹟が起こった。 (メーターレイクと大格闘!) ジワジワじわじわ…モンスターの動きを確認しながら、どうにかこうにかレッドコアラインを巻き取った。がしかしリーダーから先が全く巻けない。残りラインは15m、「未だかつてない大きさだ!全くあがらない・・・」。頻繁にドラグ調整しながら、仕掛ける時・勝負の瞬間を待った。踏ん張り続ける足はパンパン、上腕筋は既に限界が近い。だんだん周囲が暗くなってきた。「チキショーこれで限界か?!なすすべが無い、しかし敵も疲労困憊のはず、ここで弱気になってはダメだ」と、気合を入れ直した時、前週読んだ「釣キチ三平クラシック(No8)・カルデラの青鮒」で、巨大鮒とやりとりする一平じいさんの名台詞がフト脳裏を過ぎった。 「三平!魚と釣り人の勝負は、「姿見ず」の段階で決まるもんじゃ!いいか、釣りの上手い人はなぁ、かかった魚の姿をみるまでじっと辛抱して待つのじゃよ。三平!何慌ててるだ!持っている玉網をそこさ置け!そいつは魚の姿を見て、手元さ寄せてから悠々と手に持って使うもんじゃ。いいか?「姿見ず」のうちから泡くってあれやこれや詮索し、早く魚を見たいと焦る釣師は、竿に余計な力が加わりせっかくかかった魚をバラしたり、テグスを切られたりするもんじゃい」と。 何分が経過しただろうか?よくは覚えてない。一平じいさんの訓話を胸に、カルカッタ700のスプールを親指でサミングしながら、石のように重いモンスターを無理をせず少しづつ少しづつポンピングで持ちあげた。やっとのことで湖面まで浮上させることができたモンスターは、なんとメーター級のレイクトラウトだ!「モワッ!」と、ボート右舷先の水面を山のよう膨らませた後、一瞬にして深淵に向かって20mを再突進する。とてつもないトルク、驚愕の馬力、ケタ外れのパワーである!二回目の勝負ではロッドを操作し、ボート真サイドに上手くあがったところを、ネット一発でネットイン!しかし魚が半分ちょっとしか入らない!間髪いれずにロッドを放り投げ、両手で尻尾がはみ出したままのネットを鷲掴みし、気迫の抱え込みランディングに成功!!!
イケスより遥かにでかいレイクトラウトの巨体がオンデッキに横たわった。苦節の歳月が実を結び、推定年齢30年・中禅寺湖の主・驚愕のモンスター・レイクトラウトに出会った歴史的瞬間!である。円は閉じた。震える手でがっちり刺さったフックをモンスターのアゴから外し、寸法の足りないイケスに魚を入れ、すっぽりと夜のとばりに包まれた静かな湖上を、威風堂々とレーク岡甚桟橋に凱旋した。時は18時15分日没、2003年度中禅寺湖が禁漁となる、その時だった。 (大物狙い) メーターレイクを釣りあげた後の岡甚桟橋で、計測・写真撮影協力、ならびに祝福をしてくれた岡甚ヒロカズさん他皆さん、ヒットミノーを提供してくれた真木さん、レイクトラーズBBSに速報した佐藤君、携帯電池が切れる程連絡をくれたVick岸さん、Ted松田さん、デザイナーの勝又さん(ハンドメ「KIGAN」)の作者)他お世話になった皆様方に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。どうも有難うございました。
(Result) (Tackles)
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![]() レイクトラウト100cm Japanese Lake Trout 100 cm & Angler Mr.Shioya |
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![]() 真木ルアー SLV姫を咥えたレイク Hit lure- Maki handmade lure "SL III HIME" |
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![]() 大型ランディングネットに体半分! Because such a big lake trout, it can contain only a half in a landing net!. |
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![]() いけすの中もごらんの状態 Livewell looks quite small because of big trout. |
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![]() レイクトラウト100cm(縦) |
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![]() 本日のタックル Today's fishing tackle. |
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![]() 計量中のレーク岡甚 浩和さん Hirokazu-san has measured the weight. |
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