FISH LIBRARY
ニジマス
英名:Rainbow trout(レインボートラウト)
    Steelhead(スティールヘッド:降海型)

ブラウントラウト
英名:Brown trout
降海型はSEA TROUTと呼ばれる。


サケ科サケ属。
最もポピュラーなレインボートラウトは1877年以降にアメリカから導入された。(日本原産と間違えている人が意外に多い。)腹部以外に黒点があり、体の中央に虹色の帯があることから虹鱒と呼ばれている。 冷水性の魚ではあるが比較的高い水温でも飼育でき、溶存酸素が十分ある流水なら水温25℃でも短期間であれば耐えられる。大衆で知られる虹鱒はほとんどが養殖魚。体長は50cm2kgになるが、時に80cm5kgを超える。
スティールヘッドは虹鱒の降海型である。
(中禅寺湖、芦ノ湖、丸沼、銀山湖)

サケ科、サケ属。
ヨーロッパ原産。
北米には1883年にドイツからミシガン州に入り、その後、食と釣りを目的に米国各地に広がった。日本へ入った年は定かではないがカワマス(ブルックトラウト)の卵に混じって移入されたのが最初だと言われている。
シューベルトの歌曲「マス」の対象魚であることは有名。岩石などの影に潜んで警戒度は高い。元来居付きであり、回遊は少ないと言われている。食性は極めて貪欲で自分の体長の半分くらいの魚は食べてしまう。
(中禅寺湖、芦ノ湖、丸沼)
レイクトラウト
英名:Lake trout
岩魚
英名:JAPANESE CHARR
サケ科、イワナ属



サケ科イワナ属。
1966−68年にかけてカナダのオペオンゴ湖から移入された。日本では中禅寺湖にしか生息していない。大きいものでは1メートルを超える。体型は他のサケ科の魚種と異なってほとんど扁平せず円筒形で細長い。
成熟年齢は生活環境によって差があり不明な点が多い。3−4年で成熟するといわれる地域と、10年以上要する地域がある。寿命は長く50年とも言われている。カナダのユーコン准州の例では35歳魚が16ポンド(約16kg)であり、455gあたり1年であると言われている。
レイクトラウトは極寒の気候を生き抜いてきた魚で食欲は非常に旺盛、昆虫や甲殻類、そこに生息する魚をなんでも捕食する。
(中禅寺湖)


日本原産。
体から背部、後頭部に白色斑点がある。非常に警戒心が強い。貪食性で昆虫、小魚ときには蛇やトカゲも捕食する。引きも強烈である。今日では天然イワナはよほど上流の沢や谷に行かないと出会えない魚となっているが、銀山湖には大岩魚に関する逸話がいくつもあり伝説の湖と呼ばれている。
アメマスは岩魚の降海型である。
(中禅寺湖、芦ノ湖、丸沼、銀山湖)
ヤマメ(山女) − サクラマスの陸封型
英名:MASU TROUT
サケ科、サケ族
サクラマス (ホンマス)
サケ科、サケ属


日本原産。
日本の代表的な渓流魚。
山女魚(やまめ)はその漢字が表すように非常に女性的な美しい模様と、スマートな体型の持ち主。体に大きいパーマークがある。体の割には口が大きく、イワナよりも捕食は優先されるほど捕食動作も機敏である。サクラマスはヤマメの降海型。
(中禅寺湖、芦ノ湖、丸沼、銀山湖)



ヤマメの降海型。ホンマスとも呼ばれる。春にまだ成魚にならないうちに遡上をはじめ、秋に産卵する。ヤマメのようなパーマークはなく、体の色は銀色である。銀山湖、芦ノ湖にいるのは陸封型である。
(中禅寺湖、芦ノ湖、丸沼、銀山湖)


ホンマスとの違い…中禅寺湖のホンマスはもともとビワマス(アマゴ)とサクラマス(ヤマメ)の交雑種である。中禅寺湖には明治の初期からイワナなどが放流されその後、琵琶湖からビワマスやヤマメなどが放流された。この2種が自然交配しホンマスが誕生した。アマゴとヤマメの違いは、体側に朱点があるかどうかだが、このホンマスの幼魚にはこの朱点が有るものと、無いものとがあり成魚になると体が銀色になり区別が難しい。
アマゴ(天魚) − サツキマスの陸封型
英名:RED SPOTTED MASU TROUT,  AMAGO TROUT
サケ科、サケ属
日本原産。

河川型をアマゴ、降海型をサツキマスという。ヤマメと同様身体にパーマークがあるが、アマゴは赤い斑点があるので区別は容易である。
イトウ
サケ科、イトウ属
英名:JAPANESE HUCHEN
ヒメマス
英名:Kokanee
別名:チップ(北海道)、カバチェッポ(青森)


日本原産。
日本最大の淡水魚と言われる。一時幻のイトウと呼ばれるほど数が激減したが保護運動や養殖技術が発達して、少しずつ回復している。成長は遅く50cmの成魚に達するのに5〜6年要すると言われている。現在は北海道にのみ生息している。
ベニザケの陸封型。体は小型だが、時には50cmを超す。婚姻色はベニザケと同様に鮮やかな赤色のものと、黒味がかった赤を呈するものがいる。産卵は9月ー11月下旬。
マスノスケ
英名:Chinook salmon(シヌークサーモン)
地方名:King salmon(キングサーモン)、Spring salmon
カラフトマス
英名:Pink salmon(ピンクサーモン)
別名:Hampback salmon(ハンプバックサーモン)


サケ・マス類では最大で、体調1m以上、体重が20kg以上になるものもいるが一般的には90cm、10kg前後が多い。最大個体では体調147cm、57kgの記録がある。
北米では南カリフォルニア以北の太平洋からベーリング海、アジアではカムチャッカ半島からオホーツク海、日本海北部、大西洋北部に分布している。日本には定着していない。



尾柄が細い。稚魚にはパーマークがない。産卵期には背中が黒灰色、体側は赤紫の混じった茶色、腹部は白くなる。オスは体が扁平になって背鰭の前部がせり上がって体高が高くなる。それゆえセッパリマスとも呼ばれる。日本での遡上は北海道と東北の一部に限られている。成熟年数は2年。日本では大型は少ないが北米では5kg以上の個体も多い。
ベニザケ
英名:Sockey salmon(ソーカイサーモン)
別名:Red salmon(レッドサーモン)

ギンザケ
英名:Coho Salmon(コーホサーモン)
別名:Silver salmon(シルバーサーモン)


体は細長く尾柄がやや太いのが特徴。また婚姻職が特徴的でオス、メスともに頭部と胸鰭、尾鰭を除いて美しい紅色になる。
アジアでは千島列島以北、北米ではカリフォルニア州以北の上流に湖を持つ川に遡上する。特にカナダのバンクーバーに流入するフレーザー川上流のアダムス川は有名。
産卵は8−12月頃、回帰した親魚は5−10月頃遡上を始める。ほとんどの魚は湖で1−3年過ごして海へ下る。湖で生活している時の魚は、陸封型のヒメマスと区別がつかない。


体高は高く尾柄が扁平してやや太い。マスノスケと似ているが、尾鰭全体に黒点が散在しない。大型魚ではふつう70cm、5kgぐらいになるが最大で98cm、14.1kgの記録がある。生態はサクラマスに似ていて、孵化した稚魚は1年間河川で過ごしたあと海に下り2−3年の海洋生活を経て河川に遡上する。産卵期は虹鱒を除く太平洋サケ属の中で最も遅く10−3月である。
婚姻色が出始める頃はサクラマスのようにオレンジ色を呈する魚も多い。オスの二次性徴では鼻曲がりが顕著でフックノーズ(Hook nose)とも呼ばれる。
参考文献 サケ・マス魚類のわかる本(山と渓谷社)
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