☆スーパーレインボー69cmGET!!


レインボー69cm

 枝ガカリと格闘している間、「弁天沼」には続々と手漕ぎチームがやってきてポイントを埋め始めた。時間は8時35分。不発の岸際攻撃には早々と見切りをつけ、湖のど真ん中を攻める作戦に切り替えた。日頃トローリングで培ったノウハウにより「沖合いの深場攻めが効果的」と判断したが、これが結果的に大正解。ただし今回はキャスティングのため、果たして深場をどう釣るかが問題となったが…。

 表層水温20℃強、ポイントの水深は30m、「大型トラウトがいるタナは20m辺りか?」、魚探からもアバウトながらそんなデータが読み取れる。一命を取り留めたバッセルはタックルボックスに格納し、カウントダウン効率が良く、しかもアピール度満点の新型タスマニアンデビル(アワビ改)を8ポンドラインにダブルクリンチで結び付けた。

狙い所を「菅沼」から「弁天沼」に向かって水が流れ波紋が消える辺りに定め、そこに向かってデビルを投げ込んだ。カウントダウンは約15秒、ラインテンションがかかってからも暫くフォールを続ける。7.3フィートの Palms Lake Master は強靭で、こんな釣り方にも実に頼もしく、はるか深場に達したであろうルアーの感触を的確に伝播してくれる。シャクリ&リトリーブ、さらにエレキで船をやや移動させながらデビルの攻撃範囲を拡大させ、独特のデビルアクションが感じられた瞬間…。

「フッ・・」というソフトタッチから、突然「グッイーーン」と石のように重い感触の特大当たりがあった。瞬間にロッドを立てて思いっきりアワセるが、30m以上出しているライン・Varivas Gameの入水角は鋭く、魚はまったく動じる気配がない。「これはデカイ!」。深いタナでヒットした大物は、慎重なリトリーブに対しラインを斜め下に向けたまま、ジワジワと船に近寄ってくるだけ。ステラ4000番のドラグをかなり固めにしなければ魚が寄らないため、ポンピングを繰り返しやっとボート際まで寄せて来たが魚の姿は全く見えない。「まさか大岩魚か?モンスターブラウンか?」そんな考えが一瞬よぎる。

8ポンドラインがブレイクしないよう、今度はステラのドラグをやや緩めて、ゆっくりゆっくり巻き上げると、ようやく澄んだ水の中に特大の魚体が確認できた。「おー!、これはデカイ!!」、ネットを持つwifeも「凄い!」と感嘆の声、と同時に魚が湖底に向け突進を開始、ステラが再三の悲鳴をあげる。走るだけ走らせた後、もう一度同じようにジワジワとリトリーブする、と今度は水深約3m付近まで浮上したためこの時点で虹鱒であることを確認できた。

が今度はここから横走りだ!驚いたことに我がボートが少しではあるが魚に引っ張られ向きが変わる!普段エンジン船を多用する私にとって、これは新たな驚きである。しかしこの魚、本日の第1尾目でうれしい半面、あまりの大物に未だ心身の準備が整っておらず、大物釣師を自負する私も多少興奮状態だ。

 3回目に浮上した時には、流石の大虹鱒も体力を消耗し、かつ水温20℃の表層でマイッタせいか水面で体を横に向けたため、右舷オモテ側から一気にボート際に繰り寄せwifeが見事ネットイン!の予定だったが、今回持参した中型ネットでは魚が半分位しか入らないうえ、デビルのフックがネットに絡みつきかなりヤバイ状態に陥った。「・・!」言葉も無く一瞬のうちに、左手でwifeの持つネットを上からワシ掴みし、水中から強引に魚をスイクあげると、巨大虹鱒は大きく半円を描いた状態で無事ネットイン!船上に見事ランディングできた。

 格闘15分、ボートに上がった虹鱒はメス、実に奇麗な魚体で頬をピンクに淡く染め、背中の虹鱒ドットも鮮やか、全てのヒレは当然ピンシャン。ボディーは銀色に輝き大袈裟でなく、こんなに奇麗で完璧な虹鱒はこれまでみた事がない!!キャッチ&リリースの「菅沼ルール」なので写真撮影は手早くやる必要があるが、魚が弱ると困るのでひとまずストリンガーを優しく通し一旦水中へ。デジカメをセットし魚の回復をまってテキパキと写真撮影を行った。全長は約70cm、バタツク魚をいたわっての計測なのであまり正確に出来ないが、2枚撮った写真判定では69cmといったところか?目方は未計測だが過去釣った芦ノ湖の虹鱒70cm級と比較するとやや軽かったので、4キロ弱といったところであろう。素晴らしい体躯の虹鱒は暫くすると元気を取り戻し、「弁天沼」の水中深くへ優美かつ悠然と泳ぎ去って行った。

菅沼 特別解禁 フィッシングレポート

☆スーパーレインボー64cm他

 朝一から驚愕の虹鱒が釣れた「菅沼」のコンディションは、前述フィールドキーパーのたゆまない努力により確実に向上していて、その後は午前10時までに「弁天沼」でほぼ同じ釣り方で計8尾の虹鱒をゲットした。

 そのうち本日2尾目となるスーパーレインボーは9時30分、今度は山側の水深20m付近ポイントで同ルアーのフォーリングからリトリーブに移った直後に釣れた。詳細は割愛するが、こちらも1尾目並みに激しいファイトで、上下左右に突っ走るわ、20m以上引き釣りだしたラインをかなたの水面近くまで持ち上げるわで、思わず「ジャンプするぞ!」と臨戦構えをしたが、重い魚体のせいかジャンプなく、数分のやり取り後ランディングに成功した。写真でご覧のとおり、2尾目はやや緑かかった魚体ながら、銀色が美しい完璧な魚体であった。

☆午後の部、スーパーレインボー63cm他

 午後の部は14時頃から再開し、今度は「清水沼」の真ん中でバッセル20gを四方八方にカウントダウンしたが、アタリがない。このため再び「弁天沼」に移動してみたが、しばらくヒットがなく「もうダメか?」と思った15時前、今度はルアー交換したばかりのバッセル9g赤銀に大ヒットだ。

これまた豪快なファイトながらも比較的楽にボート際まで引き寄せることができた、がボートに気がついてからは猛然とファイトを開始。グングンと水中に大潜行すること数回、ラインテンションをかけたまま粘りっこくリトリーブを繰り返すと、まもなく浮上してきたのは、これまた大きな虹鱒だ!朝から2尾のスーパーレインボーをすくいあげ、熟練度ならびにランデディングテクニックが向上したはずのwifeの差し出すネットに一発でネットイン・・、かと思ったら、またもや魚はネットに入らず、そのままボート下にもぐり大慌て。しかしその後はなんとか落ち着いてランディングに成功した魚は63cm、これまたビッグで美しいスーパーレインボーだった。

その後は「清水沼」中央部で51cmの虹鱒をゲットしたところで濃霧&雨となったため、16時過ぎに引き上げる事にした。船着き場に戻る帰り際、遊び半分で遠投したまま流していたアワビスプーンに本日最後となる1尾・虹鱒50cmがヒットし、納竿となった。

まとめ

釣果を整理すると、釣れたの魚は全て虹鱒。
サイズは大きい順に69cm、64cm、63cm、51cm、50cm、残りは全て40cm台で、合計12尾と好調。
釣り方はルアーキャスティングがメインで、苦手のフライで釣れたのはエビ・ストリーマーで40cmソコソコの虹鱒一尾のみだった。ヒットルアーは前記ならびにバッセル等。釣った魚は深いタナから引き揚げたせいか、ランディング直後に一瞬お腹を見せるものもいたが、水中深くに手を突っ込み、魚を前後に根気良く動かし回復を待つことにより、全魚無事にリリースすることができ一安心。

 宿泊地、丸沼「環湖莊」では、星野さんほかフロントスタッフ皆さんの心温まるもてなしと釣り談義をエンジョイし、名物「虹鱒風呂」で疲れを癒した後、美味しい夕食を堪能し、この夏最高の釣行ツアーは幕を閉じた。 

END OF REPORT
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環湖荘 食堂
環湖荘前庭でくつろぐ
環湖荘 朝食

LUNCH TIME
菅沼湧き水
岸際でくつろぐ
菅沼看板
レインボー64cm
レインボー63cm